« 「もし、世界が100匹のねこの村だったら」 | メイン | 取扱説明書 »

June 14, 2002

来賓祝辞

恋愛は秘密がなくなった途端に行き詰まる。(柳美里)

えー、ただ今ご紹介・・これ、電源入ってま
すか? えっ? もっと口を近づける?
あー、あー、テスト、テスト。あっ入ってま
すね。OKです。

えー、ただ今ご紹介に預かりました岡野ねこ
山でございます。

今朝、目を覚ましますとまだ朝の5時でした。
外はまだ薄暗く、日課である窓からの社会観
察もできないのでまた布団に入って寝ようと
思ったところ目が冴えてしまって眠れません
でした。

仕方がないのでしばらく主人の顔の上を踏ん
づけたり、部屋の中を狂ったようにぐるぐる
と走り回ったりしてみましたが、主人が起き
る気配もないので1階に下りていって、キャ
ットフードでも食べようと思いました。

しかし、キャットフードは私に対するいやが
らせのようにプラスチックの容器に入れてあ
ります。この容器をひっくり返したり噛みつ
いたりしてみましたが、容器のフタは容易に
は開きません。

頭にきたので、こっちもいやがらせをしよう
と思い、ふすまの一枚を高さ約1メートルぐ
らいのところから縦に破ってやりました。そ
して柱でつめをガリガリと研いでいささか気
分がすっきりしたところで、う○こをしてか
らまた2階に上がって主人の布団にもぐって
うとうとしながら眠りにつきました。

再び目を覚ますと今度はすでに10時半をまわ
ったところで、既に主人達は仕事に行ってしま
っておりました。しまったと思い、私が1階に
降りていってみると思ったとおり私のごはん皿
はからっぽでございました。キャットフードは
相変わらずあの生意気な容器の中に入っており
私を拒みつづけています。

あまりの空腹にテーブルの上に置いてあった主
人のおやつのチョコレートの袋をつめと牙でビ
リビリと破ったところへ主人が急に帰って参り
ました。見ると主人の手には私の大好物である
マグロの缶詰が握られているではありませんか。
やはり主人は私の主人だと思い、足にすりすり
をしようとしたところ、テーブルの上に散乱し
たチョコレートを見て私の頭を2発殴りました。
そして罰だと言われ今日のごはんは抜きでござ
います。

ねこ島君、ねこ美さん、ご結婚おめでとう。こ
のように別の人(猫)格が一つ屋根の下に暮ら
すということはすれちがいと理不尽の連続であ
ると私は考えます。しかし、それでも言えるこ
とは一匹より二匹が一緒に暮らすということは
何にもかえがたいエキサイティングライフがあ
るということです。お二人にもこのような過激
なしかし退屈しない日常をおくってほしいと思
います。

ご清聴ありがとうございました。

投稿者 nekoyama : June 14, 2002 05:40 PM