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June 14, 2003
ねこねこアカデミー賞
「創造力が権力を奪う。」(五月革命の時の落書きより)
今年のねこねこアカデミー賞(通称ニャカデミー賞)の授賞式があ
と一週間後に迫っているが、今回のノミネート作品のラインナップ
は従来のラインナップと異なったものとなった。今回のラインナッ
プは以下のとおり。
1. ターミネーコー3(2002、米)
2. ねこ山日記(2002、日)
3. アンダルシアの猫(2002、西・仏合作)
4. 猫は猫である(2001、仏)
5. ねこの神隠し(2001、日)
6. 私が猫について知っている二、三の事柄(2002、仏)
7. マイ・ライフ・アズ・ア・キャット(2001、スウェーデン)
注目されているのは、史上初のアニメーション映画によるニャカデ
ミー賞受賞が実現するかということだが、この可能性は極めて高い。
その注目を浴びている作品というのは「ねこの神隠し」である。こ
の映画は本国日本においてアニメーション映画でありながら、記録
的な興行収入を上げつづけるなど話題を呼んでおり、昨年もア○リ
カにおいてロードショーされるやいなや映画関係者や評論家から絶
賛を受け、アニメーション映画としては空前のヒットとなった。
この映画は、主人公である子猫が森の中で不思議な世界に迷い込み、
自己と世界の接点を見出しながら自立していくというテーマで、環
境問題や資本主義に対する批判などを織り込みながらストーリーが
進んでいく。退屈かつ通り一辺倒のストーリーや映像で「アニメー
ション映画は子供の見る映画」という固定観念を植え付けてしまっ
たデ○ズニーの映画づくりに一石を投じる作品となっている。アニ
メーションとはとても思えない芸術的な映像美と理念の崇高さをも
って、普段は金と戦争と環境破壊にしか興味を示さないア=寃J猫
の心を強く打ったようだ。東海岸の高級紙ニャーヨーク・タイムズ
紙も「ニャカデミー賞最有力」と書いており、4ページもの特集を組
むなど力を入れて報道している。
監督である岡野ねこ山氏は、「自分の抱きつづけた哲学を表現したの
がこのアニメ。ニャカデミー賞自体は権威主義かつ商業主義で好きで
はないが、国外でもこの作品が受け入れられたということは、環境問
題の重要性や社会の偽善から自分を守っていかねばならないという理
念が国境を越えたところにおいても普遍的な価値を持つということが
証明できたということで、率直にうれしく思っている。」と語っている。
投稿者 nekoyama : June 14, 2003 06:39 PM